地球に落ちてきたのうさぎマリオ

萩原水音です。このブログはなるべくPCまたはタブレットでご覧ください。

サイクリング

渡良瀬の風はどっちから吹いてる 後編

Sさん、生まれたての仔犬が5匹も!」

 

「本当だ!こいつら、まだ目もあいてないみたいだ。ひどいことするなぁ!」

 

「どうします?この炎天下、このままだと死んじゃうかもしれませんね」

 

「かといって、持って帰るのは無理だし、見たところ周りに日陰もないなぁ。う〜ん、困ったな」

 

「じゃ、とりあえずこうしましょう」

私は、段ボール箱のふたをずらして、仔犬たちに直射日光があたらないようにした。

「ごめんよ、近所の人かドライバーに見つけてもらうんだよ」

後ろ髪を引かれる思いで、私たちはその場を後にした。

「ごめんよ、ごめんよ…」

 


さて炎天下、佐野への距離は徐々に縮まっていった。しかし気づけばもう昼近く。
「Sさん、そろそろ、どこかで食事にしませんか?」

 「そうだね、この辺に食べるところあるかな?」

「とりあえず下道に下りましょうか」

私たちは炎天下のサイクリング道路を離れ、
旧街道らしき道に出た。

「見たところ、食堂っぽい店は見当たりませんね。少し走ってみますか」

私たちは先ほどまで走っていたサイクリング道路と並行するようにその旧街道らしき道を進んだ。少し行くと、商店が点在するところがあり、一軒の中華料理店が目に留まった。

「あそこでいいんじゃないですか。他にこれといった飲食店もなさそうだし」

「これ以上探してもなさそうだね」

私たちは自転車を停め、汗を拭きながらその小さな中華料理店に入った。そして、クーラーがついていない、窓を大きく開け放った店内の椅子に座ると、なるべく腹持ちのいいものを、ということで炒飯と、そして瓶ビールを注文した。

もう時効かと思うが、もちろんこれは飲酒運転にあたる。しかしこの日は、冷たいビールがたまらなく飲みたくなるほど暑かったのだ。今ではこんな、イカニモ、といった自転車のウエアを着てビールを注文するような行いは、世間が許してくれないだろう。


食事をすませ
、ボトルに水をもらうと、私たちは再びロードにまたがり、炎天下へ走り出した。燃料を補給したので脚の動きは良好だ。川を渡ってくる夏の風に吹かれながら快調に走る。江戸川が利根川から分岐する地点を過ぎ、あたりには利根川の広々とした風景が広がっている。


利根川の長い橋を渡ると、渡良瀬遊水地だ。オオヨシキリがにぎやかに鳴く広大な草原を横目に、渡良瀬川へのルートを確認しながら堤防上の道を進む。

…と、私たちの前に思わぬ障害が立ちはだかった。堤防上の道に強固そうなバリアが設置してあるではないか。バリアは堤防の下のほうまで続いており、これ以上は進めないようだ。しかし、バリアの先にはここまでと同じように道が続いている。

「ありゃまいったな。ここまで来て。なにか立て札とかありましたっけ」

「う~ん、見なかったなぁ。困ったね。さっきの橋まで戻らなきゃならないのかな」バリアをじっと見つめる私たち。

「仕方がない、上を行きますか」私たちはロードを高く持ち上げてバリアの向こう側にぶら下げ、そろそろと地面におろすと、今度は私たちもバリアによじ登って向こう側に移動した。これももう時効だと思うが、この行為は法的には「不法侵入」にあたるのかもしれない。しかしバリアの向こう側には、どう見ても自転車で走行するのになんの問題も無く見える河川管理用の道が続いているので、自己責任で強引に突破したわけだ。

そうして渡良瀬遊水地を過ぎ、風景は渡良瀬川がのどかに流れる田園風景となった。

「もうすぐですね」

「20年以上会ってないからなぁ。ドキドキするなぁ」

ついに佐野の町に到着した。Sさんは元カノさんの店の場所は頭に入っているらしく、迷うことなく市内を進んでいく。そしてある一角でロードを停めた。

「あそこだね」

「じゃ、私はここで待ってますから、ちょっと様子を見てきてください」

「うん」

そして数分後Sさんが戻ってきた。

「早かったですね」

「店、休みだよ」

気が抜けた表情のSさん。せっかく100km近くの道程を走ってきたのに休みとは。

「電話でもしてみたらどうです?」

「いやぁ、突然訪問するからびっくり!なんで、電話してからじゃ盛り上がらないよ。ごめんね、つきあわせちゃって」

今は何をするにもまずネットで下調べしてから…になるが、当時はまだそれほどのネット社会ではなく、こんなことも往々にしてあったと思う。かくして、Sさんの「どっきり」は未完に終わったというわけだ。

「せっかくだからどこかで食事していきませんか」

「いやぁ、帰ってうちで飲もうよ。金がもったいないし、輪行して帰れば明るいうちに着くんじゃない?うちでゆっくり飲んだほうがいいよ」

「それもそうですね」

とぼとぼと駅に向かう私たちであった。そそくさとロードを袋に入れ、車中の人となる私たち。Sさんは炎天下のライドで疲れたのか、レーパン姿のまま座席にぐったりと腰を下ろしている。私は席には座らずにロードの入った袋を脇にかかえて車内の隅に立っている。土曜の午後ということもあって車内は家族連れなどでかなり混雑していて、大きな袋を携えたサイクルウエア姿の二人は歓迎されない存在であることは確かだし、場違いな存在でもある。車内は冷房が効いていて快適な温度に保たれてはいるが、子どもたちの騒ぐ声を聞きながら、私は不発感、あるいはここは私たちのいるべき場所じゃない感とでも言おうか、そんな居心地の悪さを感じて沈黙していた。

「Sさん、降りましょう。まだ陽が高いのに、電車に乗ってるなんてもったいないですよ。自転車に乗りましょう」

「そうする?」

Sさんも居心地の悪さを感じてはいたようで、次の駅で降りることにした。電車を降りてロードを再び組み立て、また利根川から江戸川のルートで帰ることにした。復路はあまり会話を交わさなかった。Sさんは元カノさんに会えなかった残念さをふりはらうようにいいペースを保ち、私はついていくのに苦労した。

そして陽が沈むころ都内に入ったが、Sさんのいいペースはなおも続き、とうとう見失ってしまった。暗くなった道端で携帯を取り出し、Sさんを呼び出してみたが、呼び出し音が鳴るばかりで電話に出る様子がない。仕方なく私は一人、小さなライトをたよりに荒川沿いをとぼとぼと帰った。
夜もだいぶ更けたころ、Sさんから着信があったようで、留守電にメッセージが入っていた。

「Sです。今日はどうもありがとう。また一緒に走りましょう」


そんなことがあってから、Sさんはますますロードにのめり込んでいったような気がする。


おわり

渡良瀬の風はどっちから吹いてる 前編

あれは、どのくらい前のことだったか…。

 

 

「佐野に自転車で行かない?渡良瀬までの道は知ってるんだよね?」

 

ホノルルセンチュリーライドに一緒に参加したSさんから電話があったのは、梅雨も明けようかというムシムシした日だった。サイクリングクラブ仲間であるSさんと私は、偶然にも「リストラ仲間」でもあり、妙な連帯感があった。妻子を抱えているSさんと極楽とんぼの私との間に収入および背負っているものの点で大きな差があろうとも、だ。

 

なぜ佐野なのか、聞けば大学時代の「元カノ」さんが佐野で日本料理店の女将を務めているというので、ロードレーサーにサイクルジャージ姿で突然訪問し、驚かせようという計画だという。そこで、ルートを知っている私に白羽の矢が立ったというわけだ。道中にトラブルがあった場合も二人のほうが対処しやすいだろう、という。

 

なるほど、それは面白そうだ。ただしSさんが元カノさんに面会するときは、私は黒子に徹して「巨人の星」の明子ねえちゃんのように電柱の陰に隠れて見ていたほうがよさそうだ。渡良瀬遊水地までは自転車で行ったことがあるが、佐野はその先になる。サイクリング道路メインだと、片道80kmくらいだろうか? 佐野、どんな町なのか、興味がわいてきて、計画にのることにした。

 

しかし、私が道を知っているとはいっても、途中まで行ったことがある、くらいなのが少々不安材料だ。以前、地図も輪行袋も持たずに渡良瀬方面へサイクリングに出かけ、「やっぱり空身は楽だね~」と上機嫌で走っていたはいいが、渡良瀬川と利根川が合流する辺りでルートを見失い、同じところをぐるぐる回り、あげく陽は暮れてくるわ雨も降りだすわで「これ以上は無理。リタイアだ」と判断。ようやくJR古河駅までたどり着いたが、輪行袋を持っていないので電車に乗せられず、タクシーにロードレーサーを積んでもらい大枚はたいて帰京した、という情けない実績くらいしかないのだが…
 

まぁ大のおとな二人、大丈夫でしょう!輪行袋も持っていくし、と当日を待った。

 

 

さて「元カノライド」当日の朝。

おりしも梅雨が明けたとのことで、立っているだけで汗がじわじわと吹き出す真夏の陽気となった。「さて、出発しますか」Sさんはまぶしい黄色のジャージに身を包んでいる。黄色いジャージといえばマイヨ・ジョーヌ、マイヨ・ジョーヌといえば当時はなんといっても時代の寵児「ランス・アームストロング」。かの人を思わせる容貌に加え、かの人と同じ「TREK5500」を駆っていることから、事あるごとにSさんを「ランス○○」と呼んでいるので、本人もそんな気になってきたようだ。

 

さて都内から渡良瀬方面へは、江戸川や利根川のサイクリング道路を最大限利用したいところだが、その前に都内を抜けなければならない。最短は水戸街道(国道6号線)を使うルートだが、トラックなどの大型車両を含む交通量の多さがネックだ。それに加えこちらは吹けば飛ぶよな道路競走車、路面状況にも気を配らなければならない。一人ならこそこそと脇道を走るところだが、同行者のSさんはクルマの多い道をものともしない闘争心の持ち主。私はここではSさんにアシスト役を務めてもらうことにした。普通はアシストされる方が強い選手と相場が決まっているのだが、江戸川に入ってからは私の方がルートを知っているので、適材適所、持ちつ持たれつというわけだ。

 

江戸川に入ると予想どおり真夏の太陽が照りつけていた。風向きは追い風基調だが、暑さに加え日陰が全くといっていいほど存在しないので、今日の闘いは苦戦が予想される。なんてね。

 

しかし江戸川に入るとSさんが不審な動きをするので、そちらの方が気になってきた。先ほどから、サイクリング道路から特定のメーカーの自販機が見えると、そのたびに下に降りるのだ。何かのマーケティング調査なのか?

 

不審に思い、何度めかに訊くと、

「いや〜、昨日は晩酌の焼酎が進んじゃってね。クラシック聴きながらロックでグイグイいっちゃったよ。そのせいか喉が渇くんだよね。俺、このブランドのアイスコーヒーが好きなんだよね」

 

…なるほど、そういうことですか。

 

そうして度々アイスコーヒーストップをしながら炎天下、徐々に佐野への距離を縮めて行く。何度めかのアイスコーヒーストップのとき、私は土手の斜面にまだ新しい段ボール箱が置いてあるのに気づいた。

 

どうも気になったので箱に近づき、中を覗くと…

 

「あっ!」段ボール箱の中には生まれて間もない仔犬が5匹も入っているではないか。 


つづく




ふるさとの浜辺と矢切ねぎ

さて、お正月。気になっていたところへ自転車で行きました。どうしても都心を縦断するので普段は通りたくないルートなのですが、元日ならクルマも少なかろう、という算段で出かけました。
P1020022
元日の三越前。さすがにクルマは少ないです。

P1020024
大井ふ頭。最近はTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)も観戦に行かないので久し振りです。でもここが目的地ではありません。

P1020025
平和島あたりを道に迷いながら到着したここ、「ふるさとの浜辺公園」がこの日の目的地です。以前新聞でここの「真夏の都心に現れたフローズンビーチ」的な写真を見てずっと気になっていたのです。エリア的にはかつての大森海岸でしょうか。いやぁ、本当に周りはビルとか人工物ばかりの場所にビーチが突然現れますね。埋め立てが進む以前はこの辺りが実際に海岸だったのでしょう。

P1020032
このあたり、海が近いんですが本当に人工物ばかりです。そんな中でこういう場所は貴重ですね。周りがコンクリートばかりでは子育てにもあまりよくないでしょうし、この景色を見るとホッとするのはやはり人間の祖先は海から上がってきたということの証左でしょうか。

P1020033
この地域は昔、海苔の産地だったのですよね。案内板には当時の様子を描いた貴重な浮世絵が載っています。でも、なにかサインペンで描いたような絵ですが…( ̄ー ̄)ニヤリ

P1020035
帰路は旧東海道をたどってゆっくり帰りました。第一京浜なんかおちおち自転車で走ってられませんからね。不忍池のあたりで日暮れを迎えました。

P1020039
上野公園の木々がライトアップされています。きれいだなぁ。

P1020041
2日は先日の記事でも触れた江戸川支流の「坂川」から江戸川左岸にかけてポタりました。おっ、「矢切ねぎ」がすくすくと育っていますよ。これ、そのまま火であぶって食するととろける食感で絶品だそうです。じゅるる。

P1020044
坂川から江戸川方面に進みます。日差しは豊富ですが何しろ風が強いです。

P1020043
なんの変哲もない川沿いの風景ですが、こんな看板が。象がいるとは知らなんだ( ̄ー ̄)ニヤリ
ていうか、お子さんは近づかないほうが…。このあと江戸川左岸を河口に向けてたどったのですが、まぁよくある河口付近の風景でしたね。やっぱり冬の川っぺりは風が強くてつらいっすね。自転車海苔の皆さん、重ね着して寒さをしのいで、もうしばらくのがまんです!


フラットバーライド!

フラットバーライド さし絵
↑画像は筆者の心象風景を表現したもので、実際の事象とは異なりますw。自転車に乗車するときはヘルメットをかぶりましょう(笑)

荒川のかつての癒しスポット「鳥羽井沼売店ヤジマ」フレンズである「月いちサイクリスト」さんが最新システム「1×11スピード」のフラットバーロードバイクをデビューさせました。フレームはなんとあの人食いw「エディメルクス」ですが、旅用の自転車だそうです。ホノルルセンチュリーライドもこの、フロント1枚で超ワイドなギアレシオを実現するロードバイクで走る(走った)そうです。私も放置プレイされていた「スペシャくん」をフラットバーに組み替えたので、「走りやすい気候になったら『フラットバーライド』をやりましょう」ということになりました。

フラットバーライドとはなにかというと、自転車歴が長い方ならだいたい想像がつくかと思いますが、平均速度がどうとか、ケイデンスがどうとかは「なにそれ?」的な、まぁそんな適当なサイクリングです(笑)。申し遅れましたが、月いちサイクリストさんは、ホノルルセンチュリーライド100マイル連続10回参加の強者であります。そして、経済・文化・芸能・音楽など広範な分野に造詣が深く、私が「ラムタ博士」として尊敬している方であります。当日のおおよそのスケジュールは「荒サイから江戸川に出て、先日の記事でも触れた江戸川支流の「坂川」を遡りながら流鉄エリアをポタり、松流(松戸・流山)グルメに舌鼓を打つ」というものであります。食事場所は、カルト漫画家であり食通でもある「メイデン五郎」さんイチ押しの松戸のはずれの中華「勝チャン」に設定しました。実はこれがこの日の最大のミッションなのであります。

そんなこんなでサイクリング日和となった11月12日(日)午前9時30分、ラムタ博士と東武線の東向島駅前からスタートしました。ここには鉄道博物館「東武博物館」がありますね。荒川から江戸川までは、トラックが怖~い水戸街道は通らず、四ツ木橋を渡ったら左にそれ、葛西用水ぞいのルートを進みます。いやぁ、この道の木々もいい色に色づき始めていますね。金町駅前を通過し江戸川に出るといつもなら、ときには優しく背中を押してくれ、ときには行く手を厳然と阻むあの「江戸川の風」が迎えてくれますが、この日は微風ともいえる程度で、幸先のよさを感じます。葛飾大橋で江戸川を渡ると、ローディーなら迷わず江戸川サイクリングロード(実は歩行者自転車道)にハンドルを向けるところですが、そのまままっすぐ道なりに下りていきます。

江戸川の支流・坂川に突き当たったら、カモさんが水面をすべる川沿いの小道を歩行者に気を付けながら進みます。エリア的には松戸のほぼ中心なのですが、渓谷を想わせるところや味のある家屋が点在し、まったりと走ることができます。なによりクルマが寄ってこないのがいいですね。途中ダートや担ぎの場面もあるので、シクロクロス気分も味わえますねw。小道沿いには色づき始めた樹木や可憐な草花が並び眼を楽しませてくれます。「いやぁ。たまに来るには良いところですな!住むにはちょっと不便だけど」ラムタ博士も気に入ってくれたようです。 ルートの途中には自転車海苔なら多少なりとも気になる「松戸競輪」があり、「ギャンブルメシもいいかも?」とちょっと覗いてみましたが、あいにく開催日ではなく食べ物の店も開いていないようでした。

小川沿いの道をしばらく行くと、流鉄の始点・馬橋駅に到着します。流鉄はこの駅の一番はしっこから、控えめにw運行しています。この沿線を自転車で走ろうというわけなのですが、線路は単線であり、しかも道は必ずしも線路に沿っているわけではないので、見失わないよう、気を緩めることができませんw。私「食事処は『勝チャン』を目指しますが、途中でそそられる店を発見した場合は予定変更もありうる、ということでお願いしてよろしいでしょうか」ラムタ博士「了解しました」というような会話を挟みつつ、注意深く走行します。
「そろそろ近いはずなんですが…」我々はいったん立ち止まり、目指すランチスポットの場所を確かめます。地図とガラケーを見比べる私に対し、ラムタ博士は「すま穂」という文明の利器を取り出し、店名をすま穂のタッチパネルに入力します。するとどうでしょう。我々の現在位置と店の位置があっという間に表示されたではないですか。すご~い(おいおい)。かくして我々はペダリングもかろやかに意気揚々と「勝チャン」に向かいます。

11時半を少し過ぎたころ、「あった!」お店を発見しました。駅からもけっこうありますし、立地としては住宅地の只中で、恵まれた立地とは言い難い場所です。にもかかわらず、時には外待ちが発生するというのですから、期待値も上がろうというものです。我々は自転車をそれぞれ通行の邪魔にならないところに停め、はやる気持ちを抑えておもむろに入店します。いよいよ名店『勝チャン』の敷居をまたぐのです。ドキドキw。テーブル席に着陸すると、私はすでに決めてあった品名をかわいい店員のおねいさんに伝えます。ラムタ博士はじゃっかんの時間をおいて、中華料理店の定番メニゥである「餃子定食」をオーダーしました。店内を見回すと、キャパの半分程度入っているお客さんは、皆さん満足そうな表情で料理を召し上がっています。

ほどなくして私の「ナポリタン」が運ばれてきました。おお!皿にデ~ンと山盛りですよ!気取ったイタ飯屋の、皿の中央にちょこんと乗っているようなのとは完全に別の料理といっていいでしょう。ヴィジュアルはちょっと五目焼きそばふうに見えないこともありませんが、たっぷりのトマトソースの上にチーズがトロリとかかっていて色合いもよく、唾液がジュワッとこみあげてきます。ラムタ博士の餃子定はまだ来ませんが「どうぞお先に、すぐ追い付きますから」というお言葉に甘えて遠慮なくいただくことにしました。いただきま~す!トマトソースがよく絡んだ麺を一束箸ですくい(フォークではなく)、口中に運ぶと、むう!まろやかなトマトソースが旨い!おまけに五目ナポリタンといえるほど具沢山です。喫茶店とかのとは違う、パスタ専門店のとも違う、まさしく「勝チャン風ナポリタン」とでも言えましょうか。 ちょっとこういうのは都内では食べれないと思います。いいなぁこれ! ラムタ博士の餃子定食は餃子がビッグなだけではなく、別皿でマグロのお刺身が付いていますよ。これはごはんがごはんがすすむ君!

いやぁ、満足です!来てよかった!私は基本的にこのブログで食べ物のことは書かない方針wだったのですが、これは書かずにはいられませんね。おねいさんはかわゆくて親切だし、大将は初めての客なのに「毎度どうも!」と威勢よく挨拶してくれるし、料理は旨くて安いし、周辺は長閑だし、言うこと茄子!! なんかもう満足してしまって、走るのがおっくうになってしまいますが(嘘)、このエリアは初めてなラムタ博士を案内するため、再び自転車にまたがります。といっても流鉄の総距離は約6km、普通に走ってもあっという間に流山に着いちゃいますから、なるべくゆっくり走ります。「なんかおもしろいことないかと~(byエンケン R.I.P.)」という風情で。なんとも趣のある鰭ヶ崎駅周辺を自転車を降りて見学したり、上らなくてもいい坂を上ったり、ちょっと怖い名前の「死人坂」を見学したりしてまさに「ぶらり途中自転車のちい散歩旅」。まぁ景色のほうは東京の辺境に住む私にはそんなに驚くような景色ではありませんが、この流鉄の電車と駅の存在自体が稀有なのですよ! ! つくばエクスプレスの開業で利用者が減少し、苦戦しているらしいですが、どうかこのまま、細々と(失礼)存続してほしいです!

そんなこんなで、流山駅に到着です。私などの年代( ̄ー ̄)ニヤリだと、「流山」といえばドリフの「8時だよ!全員集合」の公開放送をよくやっていた「流山市民会館」が浮かびますね。当時私は決め手の「タライ落とし」でメンバーに後遺症が残らないかとちょっと心配になったのも懐かしい思い出です。このあたりに育った昭和のお子さまは公開放送があると家族総出で、かっぱえびせんとか明治のカール・湖池屋のポテトチップスなど(以上、ステマにあらず)のおやつをしこたま持ってワクワクテカテカと出かけたのでしょうかね。やっぱり生は興奮しますもんねw。

そんな思い出に浸りながらw流山の蔵の残る街並みをちょびっと見学したりして、復路は江戸川サイクリングロード(通称)を一直線ですので、ほどなくして往路で渡った葛飾大橋に着きました。まだ日暮れには早いので、柴又の寅さん記念館の上で寅さん映画に関するラムタ博士の解説を聞きながらティータイム。さすが「歩くウィキペディア」といわれるラムタ博士、私は「へぇ~ボタン」連打の嵐ですw。そのあとは私の得意とする裏道コースで隅田川ぞいの大きな公園の中などをまったりと走って本所吾妻橋まで流し、ド〇ールでかうひいを飲んで散会となりました。

いやぁ、いつもは一人で走るのが好きな私ですが、たまには人と走るのもいいですね(笑)。それに今日のようなルートだと、単調なサイクリングロードよりも格段に入ってくる情報量が多いので走っていて退屈になることがありませんし、距離のわりに走った感が大きいんですよね。最近はこの日も使ったフラットバー仕様のスペシャ君(アルミ)に乗ることが多いのですが、ハンドルを換装したので上体が起き、風の抵抗は増えたかも知れませんが、中低速域で乗りやすさが向上したと思います。今日のようなサイクリングにはもってこいですね。一般道を走行中、ふいに現れた路面のギャップにもしっかりハンドルバーを押えられますし、スピードを出さないかぎりメリットのほうが多いと思いますね。ハンドル回りを換装するだけでこんなに走りが変わるとは、あらためて目から鱗ですネ!ロードバイクに気軽さをプラスして軽快に、気の向くままに走るフラットバーライド、あなたもいかがですか?


武蔵野うどんとピーターくんを探せ!

皆さんは「武蔵野うどん」をご存じですか。東京都・多摩地区と埼玉県に伝わる、地元産の小麦粉を使った手打ちのコシの強いうどんです。私自身は「いちごの里よしみで食べた、あれがそうなのかな」くらいにしか認識していなかったのですが、このうどんが昨今、ひそかなブームだそうです(本当かよ)。私自身はそば派なので、うどんというと長い間、なまっちろくてふにゃふにゃした、赤ちゃんの離乳食や歯がないお年寄りでも食べられる、消化のよい麺、くらいにしか思っていなかったのですが(バイアスかかりまくり)、本場の武蔵野うどんはまったく別の食べ物だというのです。じゃぁその本場にちょっと食べに行ってみましょうか、と思い立ちました。貧乏な私ですが、うどんならそんなに値段が高くないですよねw。

P1010913
とはいえ、この日は11月中旬とは思えないほど冷え込み、最高気温も10℃ほどだというではないですか。北風くんの攻撃にそなえて、ウエアも冬仕様で出撃しましたよ。

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こんな道を通り

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木の橋を渡りw

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岩場をこなしw、武蔵野うどんを目指しますw

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ほほう、イギリスの湖水地方を思わせる風景ですな(行ったことあるのかよ)。

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フロプシーのこどもたちが遊んでいそうですね(妄想が始まりましたよw)。

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ちょろちょろと流れる水音が心地よいです。

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ん?何か木の実が生っていますね。

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見たことのない木の実です。食べられるのかなw

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キャベツ畑。ん?今キャベツの葉っぱの下で、ちっちゃくて耳がピンと立った生き物が動いたような気がしましたが…?

P1010937
あっ!こ、これは…

P1010934
↑これ、久し振りに見ましたね。平成生まれのかたは何に使うものかご存じないかもね。

P1010938
絵ではありません。自然の作ったアートです。


…そういえば、武蔵野うどんを探してたんですよねw。あいにく、店が見つかりませんでした(おいおい)。やっぱり川にそって走ってたんじゃ見つかりませんよねw。大きな道沿いに一軒、それらしき店があったんですが、店の外側にはメニュウに関する表示的なものが無いし、店内からはなにやらジャズが聞こえてくるし、「こりゃ私の財布の中身じゃ手に負えん」とすごすごと退散しました(笑)。やっぱりもう少し下調べが必要なようです。でもまぁ、ポタるにはいいエリアなので、また来たいと思います。場所的にいうと、清瀬・新座方面ですね。さて、武蔵野うどんを食べることができるでしょうか?乞うご期待!(だれも期待してないってw)



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