2017年01月

昔の自転車誌がシジョーに(谷岡ヤスジふうに)そそる件

かつて「ニューサイクリング」という自転車雑誌がありました。今は休刊中ですが(「廃刊」という公式発表がないので)、レース志向ではない自転車ツーリング専門誌として貴重な存在でした。

とはいえ過去にはレースの記事もかなりあったようで、「自転車界のダ・ヴィンチ」アマンダの千葉さんもレースの記事を執筆されていたようです。あ、あと、これは絶対に内緒ですが、私も二回ほど記事を書かせていただきました(無謀やな)。どんな記事を書いたのかって?いやぁ、それが現物を持っていないのでうろ覚えですが(おいおい)、「サイクリング写真の撮りかた(プロかいな)」みたいなのと「女子とサイクリングするときの心がけ(あんたに言われとうないわ)」みたいな内容だったと記憶しています。…何様だっちゅ~の!(と胸の谷間を誇示する)ああ恥ずい。

そんな馬鹿馬鹿しい話はともかく、「ニューサイクリング」誌の誌面は主に旅用自転車(頂点に位置する車両は「魔物」と呼ばれていましたな)の紹介・ツーリングコースの紹介・随筆・読者のレポートなどで構成されており、実用性と読み物としての性能を兼ね備えていました。あまり広告がないのも、いち読者としては歓迎でしたね。晩秋の房総半島の里山をツーリング車でのんびり走り、ひなびた食堂で親子丼とビールの食事をとって日当たりのよい枯れ草の上に猫ろんで毛繕いをしつつ居眠りする、というようなレポートに「ああいいなぁ、自転車って自由だ」と感銘を受けたのを覚えています。

「ニューサイクリング」誌にはさらに前身となる「サイクル」誌があり、こちらは昭和二十年代から発行されていたというものです。いま私の手元になぜかこの「サイクル」誌の1960年7月号があるのでちょっと見てみましょう。
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表紙はカラーではなく、スミ+特色の朱色の2色刷りです。ちなみにカラーページは1ページもありません。昭和35年ですからね。厚みもぺランぺランです。しかし、情報源が紙媒体しかない(ショップなどで得る情報もあるにはあったでしょうが)当時、この雑誌の存在は大きかったと思います。表紙の写真は、当時の編集長・今井彬彦さんがフォッサマグナをたどった自転車旅にて撮ったものとのこと。糸魚川ですね。

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表紙をめくると、味わいのある表2広告と巻頭グラビアです。グラビアは「九十九里浜」なんとも侘び寂のある写真ですね。現在の自転車誌の「最高級ロード大試乗!」とか「電動メカを乗りこなせ!」みたいなのとは隔世の感がありますね。

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広告のセンスにくぎ付け!このイラストの画風はちょっとやそっとでは真似できません。「ペダルハイク」!この言葉はリバイバルさせたいです。「ゼブラの自転車」のロゴも味わいがありますし、現代人に必要なのはこのスローライフでアナログなフィーリングなのでは?(微笑)

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「山口の自転車」の広告ですが、お二人のファッションに注目!白い(たぶん)コットンパンツ(たぶん)にカーディガン、ほっかむり!ナウいヤングの定番ファッションですね。これはぜひ真似したいところです!おっと、白いコットンパンツでキメるには、チェーンガードが必須ですよ!

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そして特集記事は「ツーリングへの招待」!会社の同僚を誘って泊まりがけツーリングに行くストーリーに沿って、ツーリングのノウハウが紹介されています。素晴らしい!

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おおおっ!これは今はなき名店「アルプス」の「グリーンキャップ」!定価は17,000円とあります。もしかしてこの価格は、当時のひと月の給料より高かったのではないでしょうか。でもこの仕様だったら、日々の通勤にも使え、休日のツーリングにも過不足なく使えて、お買い得だったのではないでしょうかね。大きめのサドルバッグが旅ごころを駆り立てますね。ちなみに私の「美暗記くん」も形はちがえど、このようなコンセプトでセッティングしていますよ。

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これはなんともソソるコクピットまわりであります。流線形のライト・グリップシフト・マッドガードのエアロフィン(ちゃうやろ)に注目!これはかなりの高速サイクリングを想定していますねw!余談ですが最近また「エアロロード」的なのが各社ラインナップされていますが、T.T.ならいざしらず、デザイン的な小細工の域を脱していないのではないでしょうか。だって、一番の空気抵抗は人間じゃないですか。人間の空気抵抗減少をまず考えるべきだと思うのですよ!(おいおい)

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おお!これまた伝説のブランド「エバレスト」!「若い世代のアイドル」のコピーがグッときます!それにしても、これ、道路競走用自転車のようですが、シングルスピードに見えますよ?変速器は戦後には解禁されていたはずですよね?しかしやはり背中にしょったスペアタイヤ・パンツインしたシャツ・ルーズソックスなど、ロードマンの熱い心意気が伝わってきますね!いやぁ、昔の自転車って本当に面白いですね!それではまた、お会いしましよう!サイナラ、サイナラ、サイナラ!









マリオくんのゆめ

パーヴエ 軽め
のうさぎマリオくん、イタリアのシクロクロスU23ナショナルチャンピオンであるマリオ・ミズネッティーニさん(ややこしいですが)のトスカーナでのトレーニングに同行しました。同行といっても、ジャージのバックポケットにもぐりこみ、駄弁を弄するだけですがね。

「だって、ミズネッティーニさんとぼくじゃホイールの径が違いすぎて一緒に走るのはむずかしいもん。それにここ、あったかくて最高だよ」

「マリオくん、となりのポケットに入ってるバナーナは食べないでね。もうすぐバールがあるからね」

「なにが食べれるのかなぁ!楽しみだなぁ!それにしてもパーヴェを走ってるのに振動が少なくてゴキゲンだね!」

「シクロクロスバイクのタイヤはエアヴォリュームがあるからね。それにUCIレースだと33Cまでしか履けないけど、今日のホイールには35Cを履かせてあるからね」

「なるへそ!ということは、荒れた一般道でもタイヤのほっそいロードバイクより快適・安全に走れるってことだよね!」

「そういうこと!」

 「それにしてもこのトスカーナの風景、なんか荒川に似てる気がするけど…?あ、あれお地蔵様じゃね?しかし、ふああ、こうあったかくって心地よい振動が伝わってくるんじゃ、ぼく、ねむくなっちゃうよ…」

「ん?マリオくん、寝ちゃったの?じゃぁもうすこしゆっくり走りますかね」

そう言うとミズネッティーニさん、 ダンシングからシッティングに切り替え、リヤを2段落として、パーヴェのなるべく凸凹の少ないところを選んで、肘を深く曲げて路面のショックを吸収しつつ、ゆっくりと丘を上って行きました。

つづく…かもw 

(注:この小話はフィクションですので、固有名詞等に突っ込まないよう、お願いいたしますw) 

コッピY形さんを偲んで荒川を遡る

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今日は先日なくなったコッピY形さんを偲んで荒川を遡りました。日中は暖かく、素手でもぜんぜん平気でしたよ。

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この辺の草は真冬だというのに青々としていて、しかもつやつやです。なにかアンチエイジングの秘薬がとれるかもしれませんね(おいおい)。

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一昨年7月の「猛暑の自転車徘徊」でも会った榎本牧場の茶トラさん、今日は北風の当たらないショベルカーのショベルの中に枯れ草のおふとんを敷いてうつらうつらしていました。「お元気ですか~?」と声をかけてみましたが、よほど気持ちがいいのか、口元をむにゃむにゃと動かすだけでした。

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帰り道、富士山に金斗雲のような雲が…!Y形さん、もしかしてあれに乗ってこっちにきたの?!

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