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水曜日。前日に引き続きお仕事はないし(ヲイヲイ生活は大丈夫かよ)、天気もいいし、久々に江戸川経由で森高千里さんやダイアモンド ユカイさんが愛した(愛する)渡良瀬の風に吹かれに行こうかな、と思ったのですが、江戸川の魔物にやられて沈没してしまいました。上の写真では気分爽快な感じですがね。

あっ、魔物といっても、人を川に引きずり込んでしまう都市伝説っぽいやつではなく、今は亡き自転車専門誌の巻頭を飾っていた、凝りに凝った自転車のことでもありません。ぶっちゃけ、これもまた風なんですけど(笑)。

 江戸川の風はやっかいです。ときに自転車乗りに牙をむいてきます(笑)。春と秋の一時期を除いて、だいたい北風か南風が吹いています。おまけに、風景が一時間や二時間走ったところで変わりません。風に逆らわずに走っていればいいのですが、そうでない場合、苦労することうけあいです。まぁ最初のうちはまだいいのですが、そのうち外でローラー台に乗っているような気分になってき、モチベーションメーターの値がじわじわと下がってきます(笑)。トレーニングと割り切っているかたはともかく、これは強敵です。

この日も、天気予報を見ると「しだいに北風が強くなるでしょう」だし、外は風がビュービューいってるし、樹が風でザワザワと音を立てているし、「こりゃやめといたほうがいいかな?」とも思いましたが、「ええい、行っちまえ!」と強行。

案の定、江戸川に出てサイクリング道を北上し始めると、正面から強い風が吹きつけてきます。意識的に踏み込まないと、なかなか前に進みません。「うむむ…、ちょこざいな」と腰をサドル後方に据え、えっほえっほとトルクをかけながらも回転を意識して漕ぎます。

こんなとき考えていることは、たわいもないことばかりです。何を考えていたのか覚えていないくらいたわいもないです(笑)。もうすこし頭脳を使う余暇活動のほうがボケ防止にはいいかな?

踏んでも踏んでもなかなか変わらない景色に心が折れそうになり、たまらず小休止。時計を見ると、ちょっと渡良瀬川まで行くのは時間的にも体力的にもキツそうです。シオシオのパァ~(笑)。渡良瀬川流域の「これぞニッポン人の原風景!」的な景色を満喫し、なにかおいしいものでも食べて輪行で帰ろうかと思ったんですがねぇ。しかたがありません。次回に期待!

復路はもうすっかりだらけモードで、追い風基調なのをいいことに、しばらく漕いだら脚を止め、スピードが落ちてきたらまた漕ぐというだらだら走り。そのうちサイクリング道の単調さにいいかげん飽きてしまい、思いつくままに脇道にそれます。

するとそこは!自転車がやっとすれ違えるくらいの狭いうねうねした道の脇にはコスモスは咲き乱れ、小鳥は木の実をついばみ、枯れ草を焼く懐かしい匂いが。う~ん、これぞニッポンの秋!といった風情。歩くような速度で走っていても、自然に顔がニヤケてしまいます。けっきょく、自転車で走って気持ちがいいのは、こんな資本主義の魔の手がおよんでいないところなんですよねぇ。そしてこんな道、探せば身近にまだまだあるんですよねぇ。

さ~て、北風君がいぢわるする季節の前に「渡良瀬の風」に吹かれて走りたいですが、できるかな~?

あっ、それじゃあ私は江戸川が嫌いなのかと思われたでしょ?い~え、嫌いじゃありませんよ。今時、家から走り出してこんなにうんざりするほど走れるところはめったにありませんからネ!(ヲイヲイ)