地球に落ちてきたのうさぎマリオ

萩原水音です。このブログはなるべくPCまたはタブレットでご覧ください。

いいゆめをみたいなら

しっかりつかまって!
眠る前にコップ一杯からペットボトル半分ほどの水を飲みましょう。
人間は「歩く植木鉢」と言われていますからね。
体に水分が充分満たされた状態なら、母親の胎内にいるようにリラックスでき、
いい夢が見られますよ。
えっ?うそだろうって?
そんなことはありませんよ。
私はこれで、こんな楽しい夢をいつも見ていますよ。

<追記>
あっそうそう、お酒を飲んだ時も、水も飲まなきゃだめだよ!
え?ビールで水分補給してるって?だめだめ!ビールだろうと何だろうと、
アルコールの利尿作用で水分が排出されちゃうからね!
とくにこれからの季節、汗をかいてそのままぐいぐい飲んでると、
血中アルコール濃度が高まって危険だよ!
ね!ラムタ博士!

コルちゃん(コルナゴ・テクノス)の思い出

コルナゴ
(ホノルル カピオラニ・ビーチパークにて)

突然ですが、宇都宮ブリッツェンの鈴木譲選手をリスペクトしています。
鋭い走り・クールな頭脳・ハードな戦況をものともしないタフさなど、ゆーくんは(友達かよ!)ロード選手の鑑といっても過言ではないでしょう。加えて、ロードレーサーを自分でレストアする自転車マニアの側面もお持ちです。
そんな譲選手のブログに、自身でレストアしたコルナゴC50の写真がアップされていました。譲選手が組み上げたコルナゴ、さすがというしかない仕上がりでした。

そして、その写真を見たとき、もう一台のコルナゴが脳裏に浮かびました。ショップで一目ぼれして手に入れたのに、わずか3年で手放してしまった、私のアートデコールカラーのコルナゴが。



20世紀も終わろうとしていたある日、私は期せずして9時5時生活に別れを告げました。口座には、1年分の収入ほどの退職金が振り込まれました。「さて、これからどうする?」そのときまず思いついたのは「ツール観戦」でした。「こんな時じゃなくちゃ行けないもんね」飛行機に乗るのは気が進みませんでしたが、思い切って観戦ツアーに申し込みました。

生まれて初めての海外旅行、しかも目的は「あこがれのツールをこの目で見ること」です。行く前から心拍も上がろうというものです。そして…そこに立っているのが「夢じゃないよね?」と自分でほっぺをつねってしまいたくなるほどの見るのも聞くのも初めてな世界。今思うと「やっぱり夢だったのかな?」とも思えるほどの非日常の一週間でした。

帰ってきて、さっそく仕事探し…ではありません。「急ぐことはない、しばらくは充電期間にするさ」
季節は夏。起きたい時間に起き、眠りたくなったら眠り、気が向けば自転車に乗る、まさに「アリとキリギリス」のキリギリスのような日々を過ごしました。そしてある時自転車雑誌「サイクルスポーツ」をぱらぱらとめくっていてふと目に入ったのが、当時の編集部員の「松」さんによる楽しそうな「ホノルルセンチュリーライド」のレポート。

「これだ!」フランスに行ったとき、ピレネーを愛車で上ってくるたくさんのサイクリストを目にして「海外で走ってみたいなぁ(前述の彼らにすれば国内ですが)」という思いが強まっていた私は、ツール観戦の興奮もまだ残っているというのに、さっそく申し込みました。申込期間中だったのもまさにグッドタイミング。これはツール観戦とは違う意味で心拍が上がりますね。なんたってこの脚・自分の自転車で海外のセンチュリーライド(160km=100マイルのコースを規定時間内に走る、いわば自転車版のマラソン。でしょうか)を走ろうってんですから。

さあもうウキウキと準備しました。そうすれば自転車も新調したくなりますね。シクロバイクや安物ロード(いちおうイタ車ですが)は持ってましたが、この際ですからとびっきりのを買っちゃおう!と、50万円のTREKをポ~ンと現金払いで…
ということはなく、上限15万円でフレームを探し始めました。パーツは1台分くらい持ってましたからね。いくらなんでも、そんな金の使い方をしていたら退職金なんてあっという間に無くなっちゃうことぐらい、私にもわかりますからね。え?コルナゴをどうしたって?はいはい、今出しますからね、すみませんね(笑)。

そして、夏の日差しの中、新宿の「ファクトリーウォーター」で衝撃的な出会いをしたのがアートデコールカラーのコルナゴ・テクノス。「オオッ!コレは…(絶句)」ブルーとホワイトの美しいグラデーションに、もちろんトップチューブにはライダーの絵がペイントされています。しかもクロモリですよ奥さん。一見して、ロキシーミュージックのファーストアルバムを聴いたときぐらい背中がゾクゾクっとしました。

そりゃもう買いますよ。なんたってあの「栄光のコルナゴ」ですからね。しかもサイズぴったりのが、私を待っていたかのようにソコにあるんですから。自転車の神様ありがとう!!ヘッドパーツは組み込まれていたので、ショップさんにはBBのフェイスカットだけ依頼し、その日は帰宅しました。

「ああっ!コルちゃんに早く会いたいっ!」身悶えせんばかりの数日を過ごし、そしてやっと私のもとに来たコルちゃんのフレーム(笑)。「フッフッフ…さあ、お前をどう料理してやろうか」舌なめずりする私の前でふるえるコルちゃん(おいおい)…なわけは無く、普通のパーツで普通に組みました。奇をてらったアッセンブルなどしたら、コルナゴの名手、ジュゼッペ・サロンニやヨハン・ムセーウに怒られちゃいますからね(おいおい)。ちょうどカンパニョーロの下位グレードのコンポが手元にあったので、期せずしてオール・イタリアンなバイクができました。やっぱイタリアンロードはカンパですよね(自転車オタクかよ!)

そして完成したコルちゃんで挑んだ「ホノルルセンチュリーライド」。いやぁ、もう、なんと言ったらよいのでしょう。喜びに体が震えるほどの体験でした。当時(ってなん百年前?w)は今ほどコマーシャリズムがはびこっておらず、いかにもハワイのローカルなサイクリングイベントという風情で、ハワイの自然を満喫しつつ走りも満喫し、「幸せで困っちゃうナ(山本リンダふうにw)」って感じでした。あまりの幸福な体験に、帰ってきてしばらくは日本の生活がつまらなく思えたほどです(おいおい)。


そして、それからはどこに行くにもコルナゴです。え?見せびらかしたいわけじゃありませんよ。軽量にして高剛性、それでいてしなやかなコルちゃんに乗るのがと~っても楽しいんです。あまりに楽しいんで、荒川の見回りはもちろん、つくばの8耐・乗鞍ヒルクライム・そして翌年のホノルルセンチュリーライドにも出ちゃいました。あのころはよくイベントに出たなぁ。そしてその合間に、練馬区の某サイクルショップでアルバイトしたりして。私、ちょっとはバイクをいじれるんですよ。ちょっとはね( ̄ー ̄)ニヤリ

…さあて、そんなふうに遊んでばかりいたキリギリスですが、預金の残高は刻一刻と減少の一途をたどっていったのでした(当たり前ですね)。「まずいぞ、これは。そろそろ動き出さないと(笑)」。

そんなキリギリスは起死回生の一発、そして自分を育ててくれた荒川への恩返しのつもりで、コルちゃん
に乗って、絵と写真、そして文章で構成した「荒川マップ」を作りました。反響は意外にも早く、某大手出版社から出るマウンテンバイクのツーリングガイドのイラストマップを担当することになりました。イラストマップを描き、コース取材もしたりしながら「日本のゲイリー・フィッシャー」小林さんや、編集担当の才媛・田中さんと本をだんだん形にしていく作業は非常に楽しく、「ずっとこんな仕事ができたらいいな」と思えるほどでした。

しかし、あまりに楽しく、コルちゃんの「もうすこし現実を見たほうがいいんじゃない?君の才能なんて、自分が思ってるほどたいしたもんじゃないよ」というつぶやきにも耳を貸さず(自転車の声が聞こえるのかよ!)、いい気になっていた私でした。

さて本が出来たと同時に、自己アッピールのポストカードも作り、各方面に送って宣伝もする私でしたが、そうそう世間は甘くありません。どんどん目減りする残高(馬鹿ですね~)に、「もはや夢はついえた(早すぎるんじゃね?)」と、北千住の居酒屋のバイトをすることに。そんな、急にイラストの仕事がどんどこくるわけがないでしょうに。しかし、能天気なキリギリスにそう簡単に居酒屋の仕事ができるかというと、これがなんともかんとも。とうとう苦労を共にした(笑)コルちゃんを売って生活費に充てるという、最期の手段に出てしまいました。さようならコルちゃん、可愛がってもらうんだよ…。


「もうだめだ~(笑)」と泣きが入った私でしたが、あまりのアホさに自転車の神様が垂らしてくださった一本の「蜘蛛の糸」によって、なんとか生きながらえている私が現在ここにいるわけです(笑)。

紆余曲折のあとフリーとなり、節約はしていますが飢え死にせず、なんとかサイクリングも楽しめている現在の私ですが、その素地はあのコルちゃんが作ってくれたのは確かです。それと同時に、短い間でしたが苦楽を共にしたコルちゃんを生活費に替えてしまったことへの自責の念はいまでもあります。

みなさんもこんなアホの真似はくれぐれもしないように、そして大事なバイクはちょっとやそっとのことで手放さないように。たとえ事故ったとしても、ぐちゃぐちゃにならないかぎり修理はできるものです。とくにスチールフレームはね! そういう意味では、荒サイ吉見でぶつけられ、廃車にしてしまった「キヨ・ミヤザワ」にも、もう少しなんとかできたんじゃないかという自責の念が沸沸と湧いてきます。コルちゃん、キヨちゃん、ごめんね(おいおい)


「お気に入りのバイクはもはや単なる道具ではない。それはあなたのかけがえのない相棒なのだ」

だれの名言かって?はい、私です(爆)


<追記>
文中の「蜘蛛の糸」ですが、お名前があります。「サイスポ元編集長・宮内さん」という。
その節は大変お世話になりました!

15年ごしのカフェライド

P1020256
梅雨を飛び越えて、夏のような日差しです。今日は東松山方面に向かいます。このところビアンキ君のタイヤは700×38Cです。これぐらい太いと、どこを走ってもぼよんぼよんと非常に快適です。スピードは出ませんがね。

P1020259
ビルもなくクルマもいないこの風景、ほっとしますね。ここに住みたいなぁ。

P1020263
7-11のストロベリー&バニラソフトが食べたくなる色合いですね。(宣伝したので今度くださいオイオイ)

P1020265
暑いので日陰の多い「川島こども動物自然公園自転車道(長い名称!)」を使います。雑草がはびこって、道幅が狭くなっている所があちこちにあるのは相変わらずですが、まぁ炎天下よりはマシですかね。

P1020268
早俣橋で都幾川を渡ります。車道はこわいので歩道を通ります(笑)。

P1020269
東上線の踏切を渡って…えっ?いえいえ、物見山には行きませんよ(笑)。いろいろな意味で怖いですから(笑)。

P1020270
はいっ!高坂駅至近の自家焙煎のお店「珈琲ばか」さんに汗だくで着きました!(笑) 水出しアイスコーヒーとチーズケーキのセットです。めちゃおいしいなぁ! アイスコーヒーをおかわりしちゃいました。やっぱり、ちゃんとしたコーヒーはバツグンに旨いですね。ちなみに今日のはモカの深煎りだそうです。

P1020273
お店は東上線の踏切を渡ってすぐ、マミーマートの向かいを入ったところにあります。店内にはギャラリースペースもあり、おいしいコーヒーを飲みながらアートを楽しめます。ライド中、こんなお店でコーヒータイムをすればリフレッシュしてシャキーンとしますよ!

ところで「珈琲ばか」さんにうかがったのはこれが初めてではありません。時間は今から15年ほど前に遡ります。

ある晴れた秋の日、私と自転車の師匠のS藤さんは、東松山をまったりとサイクリングして
いました。「電車なら都心から1時間ほどですし、ほどよい田舎感がいいですよね。この辺に住みたいなぁ」「走って楽しいところもいっぱいあるよね」などと会話しながら。ちなみにS藤師匠は当時、東京のど真ん中、豊島区に住んでいらっしゃいました。

そしてある角を通り過ぎようとして、私のアンテナがピピっと反応しました。
「ん?なにかありますよ!」とブレーキをかけ、そちらへハンドルを切ります。

「お!これは!」個性的な店構えのカフェです。ウインドーからは店内の大きな焙煎器が見え、店頭のバイクスタンド(このころは特定の店にしかありませんでした)には、カフェオレ色のスポルティーフが掛かっています。「これは絶対名店ですよ!」私たちはいそいそと店に入りました。ちょうどいい加減にお腹が空いていた私たちはメニューに「コーヒーカレー」なる一品を見つけ、それとコーヒーを頼みました。

そしてやってきたコーヒーと「コーヒーカレー」。コーヒーのトレイにはススキが飾られ、季節感たっぷりです。サーバーに入ったコーヒーは量もたっぷりで、これはうれしいですね。コーヒーカレーは、挽いたコーヒー豆が入っているそうで、香ばしい香りが食欲をそそります。ではいただきます!

う~ん!コーヒー豆のほのかな苦みがアクセントになり、カレーのスパイスがより引き立っています! おいしい! そして自家焙煎コーヒーも心ゆくまで楽しみ、満足!満足!

お腹も心も満足した私は、お店のかたに店頭にあるスポルティーフのことを訊いてみました。すると、自分のツーリング用自転車で、コーヒー屋なのでカフェオレ色に塗装してみた、とのこと。このかたはズバリ、私たちの同士でしょう! なんでも、前職はサイクルメッセンジャーだそうで。どうりで!

シジョーに(谷岡ヤスジふうに)満足した私は、当時「ライダーズテーブル(だったかな)」という連載があったサイクルスポーツ誌に、ぜひ取材しておくんなまし的なファックス(紙のほうがなんか来たぞ!感がありますからね)を送りました。結果「珈琲ばか」さんはライターの保坂せい子さんが取材して誌面に載り、最近流行の「サイクルカフェ」の先駆け的な存在になった…のではないかと思うのですが。

その後、たま~にしか伺っていませんでしたが(10年くらい伺っていなかったかも)、荒サイの名物「ヤジマ」さんもとうになくなり、どこか荒サイ周辺に自転車乗りの「ほっとスポット」があったらいいな、とそんな場所を求めて久々に伺ったのでした。久し振りの「珈琲ばか」さんは、変わらぬコーヒーのおいしさと心休まる雰囲気で、やはり「ほっとスポット」でした。こういうお店が長く続いてほしいな。皆さんも、物見山のついでに寄られてみてはいかがでしょう。高坂の東上線の踏切を渡って、マミーマートの前をはいったところですよ(大事なことなので2回書きましたw)。お店の前の「カルロスさん」の彫像(?)が目印です。

P1020278
稲もすくすくと育っています。いいお米になるんだよ!

P1020282
荒川は麦秋です。

P1020285
まるで夏ですね(リピート)。

あっそうそう、帰り道は脚が最近まれにみるほどよく回りました。やっぱり、カフェインの効果と、ミルクとシロップをたっぷり入れたばかうまコーヒーの恩恵ですかね。ツールの選手も、スタート前ヴィラージュでうまいコーヒーを楽しむそうですよ。お試しあれ!



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